指揮を山田一雄、渡邊暁雄の両氏に、ピアノを松浦豊明氏に師事。
 東京藝術大学指揮科在学中の1979年、第14回『東京国際音楽コンクール(民音コンクール)』指揮者部門で第1位を受賞し一躍注目を集める。
 1980年、東京藝術大学卒業後、ベルリン芸術大学に留学。H.M.ラーベンシュタイン氏に師事。
 1982年にはBBC主催ルパート指揮者コンクール特別賞を受賞。同年、ベルリン放送交響楽団(現 ベルリン・ドイツ交響楽団)を指揮でデビュー。日本でもNHK交響楽団をはじめとする、ほぼ全ての国内プロ・オーケストラに数多く客演して、常に高い評価を得ている。
 1987〜89年 関西フィルハーモニー管弦楽団客演指揮者に就任。
 1990年には広島交響楽団 音楽監督・常任指揮者に就任。
 1993年には『アジア現代音楽祭』で、韓国のトップオーケストラであるKBS交響楽団を指揮。1991年には札響=仙台フィル合同演奏会でマーラー:交響曲第6番『悲劇的』、1998年には札響とマーラー:交響曲第8番『千人の交響曲』など大規模プロジェクトでの指揮も数多い。
 2005年には台湾を代表するオーケストラの一つである、台北市交響楽団(Taipei Symphony Orchestra)から招聘されて定期公演を指揮。楽団の潜在能力を存分に引き出す好演を行った。
近年は、各オーケストラへの客演のほか、東京藝術大学指揮科における後進の指導にも情熱を注いでおり、作品への真摯なアプローチから生まれる新鮮な演奏に対して、大きな期待が寄せられている。